深川市立深川中学校

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校長先生のお話

~話し合い活動を通じた合意形成の確立を~
  ~良さを認め合い、役割を果たすことで集団への所属感や連帯感を育成~   
校長 杉田 嘉雄
 
  例年にない雪解けの早さで、春の訪れもあっという間に過ぎ去ってしまったと思うくらい、いつもと違う季節の移ろいを感じる年度始めとなりました。保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解・ご協力をいただいておりますことに心より感謝申し上げます。本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、
今年度、本校の生徒数は、1年生が49名、2年生が51名、3年生が57名となり、合わせて157名になります。教職員につきましては、新たに7名が着任し、26名体制で教育活動にあたっております。本校の様々な教育活動について、保護者や地域にご紹介しながら、重点的な取組について説明していきたいと考えております。
 最初の教育活動の紹介は、生徒総会です。今年度の学校経営ビジョンにおける重点に「豊かな心で共に成長する集団づくり」があります。これは生徒が様々な活動を通じて多様な価値観の理解や尊重、共生の心を育成したり、仲間との所属感や連帯感を深めてより良い人間関係を構築することを目指して設定いたしました。5月8日(月)に行われた生徒総会はまさにそれを具現化するための素晴らしい学校行事でした。昨年度後期の生徒会書記局や各実行委員会の活動反省、決算報告、さらに今年度前期の活動方針・計画、予算を審議し、質疑応答を経て、承認・採決される流れで生徒総会は進行されました。ここに至るまでにまずは書記局、実行委員会で活動反省や活動計画を検討・協議・立案し、各学級に伝えました。各学級ではそれらについて協議して、各学級からの質問や意見をまとめます。各学級の代表がその質問や意見を生徒総会の場で発表するわけです。人と意見が違ったり、限られた時間の中で人と折り合いをつけるためにはどうしたら良いのかなど、生徒総会に向けた取組の過程で生徒が学ぶことは大変有意義です。この行事の中で校長から話をする機会があり、次のような点について話をさせてもらいました。
 ①議論を通じて人と意見の合致点を見つけることを合意形成という。
 ②将来、町内会やPTA、様々な業種で生徒総会に類似した”総会”なるものが存在する。
 ③もっともっと活発な意見交換を行って自他をたかめてほしい。
素直な子どもたちは真剣な表情で聴いてくれていました。今回の生徒総会に限らず、様々な行事や授業、学級活動などで話し合い活動は行われますので、生徒の豊かな成長を図る教育活動を今後も継続してまいります。
 最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、これまで新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対応にご理解、ご協力をいただいておりますことに心より感謝申し上げます。5月8日(月)より法律の改正で、お知らせしておりますとおり、出席停止や濃厚接触者の取り扱い、健康チェックシートの毎日の提出などが緩和されました。しかし、再び流行となります際は、また新たな感染防止対策を講じることとなりますので、引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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